Out of Step : Present
誰かを大切に想う気持ちは、誰しも持っていて、それはとても尊いものだと思う。
自分の何かを犠牲にしてでも、守りたいものだって、きっとあると思う。
その決意はとても崇高で、誰かが邪魔したり、バカにしたりできるようなものではない。
でもそれは、時々周りの者にとっては、痛々しく見えてしまうこともあると思う。
大切なものがあるが故に、自分の気持ちに正直に生きられない、そんな生き方は、きっと苦しいと思う。
自分も、周りも。
それでも、守りたいものがあるから、きっと本人はその道を選んでしまったのだろうから。
誰にも、その邪魔はできないから。
見守る者たちもまた、苦しみながらそれを見守り続けることしかできない。
「好き」という感情すら、それがもたらす望みすら打ち消す、その大切なものを守るために。
それは、どんなに苦しく、悲しく、切ないことなのだろう。
「焦れったい奴等がいるんだよ!!ちょっとふっかけてやらね?」
そんな突拍子もない提案をしてきたのは、私の彼氏、橋田 宗次。
いつもいつもくだらないことばかり考えている彼と付き合い始めて、もう5年以上になる。
「・・・・・・顔を合わせた途端、いきなりなんなの、宗次?せっかくの久々のデートだっていうのに、開口一番がそれ?」
「久々のデートって・・・・・・おとといもふたりで出掛けたじゃないか?」
「・・・・・・<仕事>の関係でね!!」
まったく、何年経ってもちっとも女心を理解してくれない彼に、私は時々イライラさせられる。そんな私の苛立ちの理由に気付かない彼は、困ったように首をかしげている。
「何を怒ってるんだよ、里奈?ダブルデートが嫌なのか?でもさ、せっかくくっつきそうでくっつかないふたりが、あと一押しを待ってる状態なんだよ!!ふたりを幸せにしたいんだよ〜!!な、頼む!!」
両手をあわせて必死に頼み込んでくる宗次の姿に、私は彼に見えないように苦笑を漏らす。
結局、彼はお節介でお人好しなのだ。
友達思いで、彼の周りはいつも賑やか。
そんな彼だから、私も惹かれてしまったのだから。
「・・・・・・しょうがないわね・・・・・・。それで?いつ、そのダブルデートやらをするの?」
久々のデートの日まで、いつまでも険悪な雰囲気でいるのはもったいない。
私は彼の提案を飲むことにして、半分呆れた口調で彼に問いかけた。
しかし、宗次は私から許しが出たことに、ぱっと明るい笑みを浮かべたものの、すぐにその表情を曇らせた。その態度に、私はある可能性を思い浮かべてしまう。
「・・・・・・宗次・・・まさか・・・・・・」
「ご、ごめん、里奈・・・・・・」
再び表情を険しくした私に、宗次は慌てて何度も頭を下げてくる。
今日は、久しぶりの純粋なデートなのに。
<仕事>も関係ない、ふたりだけの時間を楽しむはずだったのに・・・・・・。
「じつは、今日、ダブルデートのセッティングしちゃったんだよ〜」
焦りながらそう言い放った彼氏に、私はとりあえず一発だけお見舞いすることにした。
宗次と共に、そのダブルデートの集合場所へと向かうと、すでにその問題のふたりが待っていた。
宗次の話ではそのふたりも私たちと同い年らしいけど、女の子の方はそれよりも少し幼く見えるかわいさがあった。
対して、優しそうな彼ではあるものの、男の子の方は、何か重いものを背負っているかのように見えた。周りに気遣うあまりに、重すぎる何かを。
・・・・・・私は、友人の中にもそんな不器用な優しさを持っている男を知っていた。だから、彼の持つ陰が少し気になった。
「乾 由美です。今日はわざわざありがとうございます」
恐縮して頭を下げる彼女の隣で、彼もまた、恐縮した様子で頭を掻いた。
「井上 浩です。姉のためにせっかくの休みをすみません・・・・・・」
「・・・・・・姉?」
私は今回の計画内容をさっぱり聞いていなかった。
どうやらこのふたりの気持ちをくっつけることが宗次の目的なのだろうけれど、そのためにどういう作戦を決め込んでいるのか、肝心なところを宗次から聞くのを忘れていたのだ。
宗次に助けを求めるように視線を送れば、彼は片手を挙げて、謝罪のジェスチャーをしていた。
・・・・・・まったく・・・・・・。
仕方なく、私は<いつも通り>に、知ったかで周囲に合わせていく演技をすることにした。
「・・・・・・いいえ、いいのよ、私でお役に立てれば。みんな同級生なんだし、敬語はやめましょ。私は天野 里奈。文学部に所属しているわ」
「演劇部の天野さんよね?去年の文化祭もかっこよかったわ!!」
「ありがとう、乾さん」
乾さんは人懐っこい笑みを浮かべて私に話しかけてくれる。一方で、井上くんは一歩引いた態度で、私たちを見守っていた。
「さて、自己紹介も終わったことだし、それじゃぁ、行くか!!」
宗次の号令で全員が向かったのは、駅前のショッピングモール。
一体ここで何をするつもりなのだろう・・・・・・?!
さっぱり目的が見えない私は、宗次にそれを聞こうとするものの、肝心の宗次が井上くんと喋り続けていて隙がない。
仕方なく私は、乾さんとおしゃべりをするしかなかった。
「・・・・・・ねぇ、天野さん?」
「ん?何?」
「天野さん・・・、もしかして、今日なんでここにいるか、知らないんじゃない?」
「う・・・・・・」
鋭い乾さんの問いかけに、私も思わず素直に反応してしまった。すると、乾さんは明るくケラケラと笑った。
「やっぱり、そうだと思ったの。そもそも橋田くんが強引にここまで企画しちゃってたから、きっと天野さんにまで全部伝わっていないだろうなぁって」
「ごめんねぇ、本っ当に強引なヤツだから・・・・・・」
宗次の、思い立ったら周りを振り回してでも強引に計画を遂行しようとする性格に、被害者のひとりとなった乾さんに思わず苦笑してしまう。そんな私の反応に、逆に乾さんが慌てて首を振ってきた。
「う、ううん!!橋田くんには感謝してるの!!橋田くんが企画してくれなかったら・・・・・・こうして井上くんと出かけるきっかけもつかめなかったと思うから・・・・・・」
顔を赤らめながらそう言った乾さんは、本当にかわいらしい恋する乙女だった。
これは確かに、宗次でなくてもお節介を焼きたくなるかもしれない・・・・・・。
「さっき、井上くんが『姉のために』って言ってたじゃない?あれはどういうこと?」
「じつは、今日は井上くんの双子のお姉さん、陽ちゃんのバースデープレゼント選びに来たの。それで橋田くんが、それなら女性の観点がひとつでも多い方がいいだろうって、天野さんを連れてきてくれることになったの」
「・・・・・・なるほど」
やっと事情がわかって合点がいった。そして私は、乾さんに微笑みながら尋ねた。
「その陽ちゃんって子は、ふたりにとって、大事な存在なのね。ふたりを出会わせたキューピッド、とか?」
くすくす笑いながら私が尋ねると、予想に反して乾さんは少し寂しそうに笑った。
「うん、陽ちゃんは私たちにとって特別な存在かな。だから、せっかくの誕生日、お祝いをしたいと思ったの。こうして、今日まで元気に生きていてくれることに、感謝をしたくて」
そっと祈るように告げられた発言に、私が言葉に詰まる。
その言い方ではまるで・・・・・・。
私のそんな反応に気づいたのか、乾さんははっとした様子で慌てて言い加えてきた。
「ね、天野さんもそう思わない?こうして元気に毎日が過ごせるって、やっぱり素敵なことだなぁって!!」
「・・・・・・そうね。やっぱり、周りのみんなに支えられて、私たちはいるんだしね」
「う、うん・・・・・・」
私は答えながら、先を歩く宗次と井上くんの背中を見つめる。
・・・・・・宗次は、どこまで話を知っているのだろう・・・・・・。
そうしているうちに、宗次があるお店の前でぴたりと足を止めた。
「やっぱり、女性へとっておきのプレゼントといったらこれだろう?ささ、女性陣のおふたりさん、素敵なものを見繕ってくださいな!!」
「・・・・・・宗次・・・あなた、何考えてるの・・・・・・」
「・・・・・・お前、俺をおちょくってるのか?!」
「たしかに、これをプレゼントしたら、陽ちゃんは大笑いして喜んでくれそうだけど・・・・・・」
店の前で得意満面の宗次に対し、私は呆れ半分に返し、井上くんはジト目で、乾さんは苦笑しながら答えた。
そんな私たちの反応が気に入らなかったのか、宗次は不服そうに腕を組んだ。
「なんだよ、なんだよ?!だって、里奈だって、これならいくら数があっても助かるって言ってただろ?ってことはつまり、プレゼントとして最適じゃないか」
「なっ・・・・・・。あ、あのね、宗次、だからって大事なプレゼントがこれでいいはずないでしょ?!」
いきなり私にとんでもない話の振られ方をされて、必死に言い返す。
宗次が私たちを意気揚々と連れてきたお店、それはランジェリー・ショップだったのだ!!
「下着をプレゼントしたら、陽ちゃんは笑って喜ぶだろうけど」
「だろ、だろ?!」
「宗次、大爆笑されて恥ずかしい思いをするのは井上くんたちなのよ?」
くすくす笑いながら乾さんがフォローすれば、宗次が調子に乗るので、ぴしゃりと言っておく。井上くんは頭を抱えてしまってる。
「女性へのとっておきのプレゼントなら知ってる・・・・・・って、これだったのかよ、宗次・・・・・・」
「だから、浩だけだったら選べないだろうと思って、由美ちゃんと里奈を連れてきたんだぜ?」
「ふざけんなっ・・・って、宗次、お前いつの間に、乾サンのこと、名前で・・・・・・」
「浩がボヤボヤしている間に、俺と由美ちゃんはと〜っても仲良くなったんだよ〜だ」
まるで小学生のように言い放つ宗次の言い草に、私はため息を吐いてしまう。
元々ナンパ癖が治らずに、私の頭を悩ませているような軽い性格だから、乾さんと何度か会話すれば下の名前で呼び出すのは宗次の得意技ではあるのだけど・・・・・・。
「なんでいつの間にそんな馴れ馴れしいんだよ、まったく・・・・・・!!」
心底悔しそうにあからさまに嫉妬している様子の井上くんの態度を見て、宗次のお節介な気持ちに納得してしまう。
確かにこれは、焦れったいかもしれない。
お互いの気持ちは、明らかに一緒なのだから。
あとはどちらかが一歩を進めばいいだけ。
隣の乾さんを見れば、井上くんに誤解されたのではないか、と困った顔をしている。
「大丈夫よ、乾さん。井上くんには、私から後でフォローしておくわ」
「本当に?!ありがとう」
ほっとしたように私にお礼を告げる乾さんに、そのまま告白しちゃいなよ、と背中を押したくなってしまう。
でもとにかく、今はいつまでもこの場にいる場合ではなかった。
「とりあえず、お店を変えましょう。他にも候補はあるわ」
「え、他にもランジェリー・ショップあったっけ?!」
「そうじゃないわよ!!」
ふざけているんだか本気なんだかの宗次の反応にはお構いなしに、私は乾さんと一緒に先頭を歩き始めた。
「さすが天野さん、橋田くんの扱いに慣れてるね」
「・・・・・・その誉め言葉、ちっともうれしくないわ、乾さん・・・・・・」
がっくりと項垂れた私たちが次に向かったのは、ジュエリー・ショップ。
「お誕生日の記念に、何かアクセサリーをプレゼントしたら、喜ばれるんじゃないかしら?」
「うん、それは素敵!!何がいいかなぁ・・・・・・」
ショーケースを眺める乾さんと、それを見守る井上くん。
私は彼に、さりげなく近付いて話しかけた。
「井上くんのお姉さんは、どんなアクセサリーが好きなのかしら?」
「え・・・・・・あ・・・・・・えぇっと、うぅん・・・・・・。あんまり、彼女が何かを身に付けたりすることはないから・・・・・・どんなのが好きなのかは・・・・・・」
「それなら、どんな色が好き?好きな動物やキャラクターで、お姉さんの好みがわかるかも」
「そ、そうなのか?!」
「えぇ。ちなみに、乾さんは明るい色、赤や黄色、オレンジが似合うわね。アクセサリーとしては、小振りなものの方がいいかなぁ・・・・・・」
私はちらりとショーケースを眺め、ある一ヶ所を指差した。
「ほら、こんなのとか、乾さんに似合いそう」
「へぇ・・・・・・!!」
私はわざと、プレゼントとしては格安の手軽に購入できそうな値段のアクセサリーを指差した。実際そのデザインは、乾さんに似合いそうだったのだ。
興味津々でショーケースを見つめる井上くんに、私はそっと尋ねてみた。
「・・・・・・ねぇ、井上くん。余計なお世話かもしれないけど・・・・・・井上くんって、乾さんのこと、どう思ってるの?」
「え、え・・・・・・?!」
唐突すぎたか、私の問いかけに動揺する井上くん。そして、宗次と一緒にプレゼント用のアクセサリーを探している乾さんに視線をうつした。
「・・・・・・特別な存在・・・・・・かな」
「それは、恋人として?」
追い詰めるように重ねて問うと、井上くんは困ったように苦笑した。
「陽は・・・・・・姉は、幼い頃からずっと病気がちだった。その病は、刻一刻と彼女の命を削っている。俺は、そんな彼女との限られた時間を大事にしたいし、彼女が喜ぶように、色々してやりたい。外の世界を知らない、姉のために」
そして井上くんは、再び乾さんに視線をうつした。今度は、少し痛そうな表情で。
「乾サンは、そんな姉と友達になって、仲良くしてくれている。俺にとっても、姉にとっても、乾サンは限られた時間の中で、特別な存在なんだ」
そう語る井上くんの心理を、私は全て理解することはできない。
彼の抱える苦しみは、闇は、簡単には拭えない。
それでも、彼には乾さんという存在が救いになっているのだ。
和馬にとって、愛良ちゃんが救いの存在であるように。
それは、恋愛という感情を超越したものかもしれない。尊い感情なのだと思う。
・・・・・・でも・・・・・・。
「里奈、由美ちゃんが呼んでる」
井上くんとの会話に詰まってしまった私に、宗次が声をかけてくる。
そして井上くんはというと、再び宗次が乾さんを馴れ馴れしく呼んでいることに不満そうな表情を浮かべていた。
そんな素直でわかりやすい反応をする彼に、私はくすくすと笑った。
「宗次が女の子と親しくするのは癖みたいなものなの。気にしないで。井上くんも、それだけ乾さんを大切に思うなら、下の名前で呼んであげればいいのに」
「そ、それは・・・・・・」
真っ赤になる井上くんがかわいくて、私はさらにくすくすと笑いながら、乾さんの元に向かった。その乾さんは、不安そうに私に尋ねてきた。
「どうかしたの?」
「ううん、なんでもないわ。何か、いいアクセサリーは見つかった?」
「あ、うん。これかこれかなぁ、と思っているんだけど・・・・・・」
それから私は、ふたりを繋ぐ存在である<陽ちゃん>の性格や好みを聞き、乾さんと一緒にプレゼントを選んだ。
井上くんが異常な程に<陽ちゃん>を大切に想うように、乾さんもまた、彼女を本当に大切に思っているのが伝わってきた。
ふたりのその想いが、切なく悲しくなるほどに・・・・・・。
「今日は色々と付き合ってくれて、ありがとう!!」
買い物を終えた帰り道、乾さんは満足そうに私と宗次に言った。
「いいえ。私も楽しかったわ」
「本当はお茶でもご馳走したいところだけど、そろそろ陽ちゃんとの面会時間も限られていて・・・・・・」
心底申し訳なさそうにこっそりと私に謝る乾さんに、私は軽く首を振った。
「そんなの気にしないで。今度また、ゆっくりおしゃべりしましょ?」
「うん、ぜひ!!」
人懐っこく笑う乾さんが意地らしくて、私はひとつ、余計なお節介をすることにした。
「そういえば、今日のプレゼント相手は、井上くんの双子のお姉さんなのよね?」
「え、うん、そうだけど・・・・・・」
「じゃぁ、その子のお誕生日プレゼントということは、井上くんもお誕生日ってことよね?」
「え、あ、うん・・・・・・」
真っ赤になって照れる乾さんに、私は自然と笑みが溢れてしまう。
「やっぱり、井上くんにもプレゼントを用意してあるのね。それなら、そのプレゼントを渡すときに、一歩前進してみたら?」
「一歩前進?」
「井上くんを名前で呼んであげたら?せっかくお姉さんのことを陽ちゃんって呼んでいるんだから」
「え、えぇ?!」
さらに赤くなって照れる乾さんに笑いながら、私は軽く肩を叩いて励ました。
「がんばれ。そんなに手強くないかも・・・・・・しれないわよ?じゃぁ、私たちはここで。またね」
地下鉄の入り口が見えたところで、私は宗次に駆け寄ってふたりと別れた。
地下鉄の階段を下りながら、宗次がニヤニヤ笑いながら話しかけてくる。
「浩と随分と話し込んでたじゃないか?!やっぱり、世話を焼きたくなるだろ、あのふたり」
「ん・・・・・・まぁ・・・・・・ね。ふたりとも、気持ちはバレバレだもん。・・・・・・でも・・・・・・」
「でも?」
「なんか・・・・・・まだ、難しそうかなぁ・・・・・・って」
ふたりが想う気持ちが一緒でも、それ以上に守りたいものがあったら、進めない方がいい関係もある。
好きなものを、好きと言わないでいたほうがいいことも。
でもそれは、同時に心が苦しくなる思いを耐えなければならないことになる。
こうして、私が宗次の隣を歩くことが当たり前であることを、望めない。
「里奈?」
ぎゅっと、私が宗次の腕に抱きつくと、彼は不思議そうに私を呼び掛けた。そして、何かを察したのか、優しく私の頭を撫でてくれる。
「・・・・・・あのふたり、幸せになれるよね?」
「あぁ、俺がお節介してでも、幸せにするさ」
宗次の力強い返事に思わず笑みをもらす。
あのふたりにも、こうして腕を組んで並び歩くことが当たり前になる日が来ることを祈る。
好きという気持ちを当たり前に伝えることができる日が来ることを願う。
それはきっと、何か大きな柵を抱えていた、井上くん次第なのかもしれない。
そしてそれは、遠くない未来だと、思いたい。
だって私は知っている。乾さんがプレゼントを買っている間、井上くんが違うアクセサリーを買っていた。
それは、私が彼に、「乾さんに似合うと思う」とけしかけたもの。
その密かなプレゼントが、いつ乾さんの手に渡るのか、それはわからない。
乾さんが、井上くんの誕生日にプレゼントを渡すときかもしれない。
彼が彼女を名前で呼ぶときかも。
あるいは・・・・・・。
ふたりの関係の前進を祈りながら、私は久々の宗次とのふたりきりのデートの続きを楽しむことにした。
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「紫月の物置き場」サイト4周年記念として、「Our Step」と「あたしの恋人」のコラボ番外編にしてみました!!
・・・がっ!!
暗い暗い(汗)
元々、「Our Step」本編でも宗次は登場していたのですが、いつか里奈と一緒にWデートさせたいなぁ、と思ってました(笑)
とはいえ、由美と浩はなかなかなかなか進展しないだろうなぁ、というのもあり、こうしたお節介番外編となりました!!
これをきっかけに、それぞれのシリーズにもご興味を持っていただけたらうれしです!!
感想等もお待ちしてます〜♪(笑)
そして、サイト4周年となるまで、ずっとコメントやパチパチをくださるみなさま、ありがとうございます!!
これからもどうか、よろしくお願いします!!
マイペースながらも、新しいシリーズも始動させたいと思ってます!!
ここまでありがとうございました & これからも、よろしくお願いします!!
2012.11.14